佐々木麟太郎はなぜスタンフォード大に進学? いま明かされる“4つ”のオファー

かつて早大野球部でプレーした友永順平氏
高校通算140本塁打を記録し、進路に日本国内ではなく米国のスタンフォード大を選んだ佐々木麟太郎内野手。その異例の選択には、日米のアマチュア球界に精通する通訳の存在が関わっていた。米メディアが、その舞台裏を伝えている。
米スポーツ局「ESPN」が15日(日本時間16日)に佐々木の特集記事を公開。その中で、進学をサポートし、現在は臨時で通訳も務める友永順平氏を取り上げた。
友永氏は早大の野球部でプレーした後、南カリフォルニア大に入学、その後はロサンゼルス在住。記事では「過去25年間にわたり、米国野球連盟と日本の大学野球連盟の間の橋渡し役を務めている」と伝えている。
同記事では、佐々木が日本で高い人気を誇る高校野球で大活躍を見せたことに「ササキがオオタニと同じように、日本プロ野球ドラフトで(全体)1位指名され、すぐに国内トップリーグのロースターに昇り詰めると日本では長年予想されていた」と言及。しかし、佐々木は前例の少ない米国の大学でのプレーを選択した。その背景には友永氏のサポートがあり、「彼は日米両国の野球事情に精通しており、ササキがその環境をより深く理解するための相談相手となった」と報じている。
最終的に佐々木が候補として絞ったのは、バンダービルト大、カリフォルニア大ロサンゼルス校、カリフォルニア大バークレー校、そしてスタンフォード大の4校だった。そして、それぞれの大学を訪問した上で、佐々木はスタンフォード大を選んだという。
これまで33試合で打率.267、4本塁打、26打点の結果を残している佐々木。同記事では、これらの数字について「世代のスーパースターの成績とは言えないものの、スタンフォードのデビッド・エスカー監督がシーズン前にESPNに語った期待の範囲内だ」と評価。今後の飛躍について期待を寄せている。
(Full-Count編集部)