日本の“怪物高校生”に衝撃「オーマイゴッシュ」 まさかの同僚に…SNSで目撃した伝説

スタンフォード大・佐々木麟太郎【写真:Getty Images】
スタンフォード大・佐々木麟太郎【写真:Getty Images】

スタンフォード大の捕手・ソームらが見た佐々木麟太郎

 高校通算140本塁打を記録し、日本国内ではなく米国のスタンフォード大に進んだ佐々木麟太郎内野手。その異例の選択に、米国でのチームメートも入学前から大いに注目していた。米スポーツ局「ESPN」が15日(日本時間16日)に佐々木の特集記事を公開。同大学のチャーリー・ソーム捕手らの反応を取り上げている。

 ソームはインスタグラムをチェックしている際に初めて「リンタロウ伝説」を知ったという。「彼が日本で打ったたくさんのホームランのうちの1つで、500フィート(約152メートル)は飛んでるんじゃないかっていう打球の動画を見たんだ」と興奮。そして、その時「『オーマイゴッシュ』って思った。その後、彼がアメリカに来て大学野球をすると知ったんだ」と佐々木を入学前に知ったいきさつを振り返った。

 興味を抱いたソームは、同大学のアシスタントコーチ(投手コーチ)であり、リクルーティング・コーディネーターも務めるトーマス・イーガー氏に佐々木を勧誘するのか聞いたという。「そうするつもりだ」と告げられたソームは、1か月後に佐々木がキャンパスを訪れた際に案内役を務めた。「いろいろと案内したり、授業に連れて行ったり、朝食を一緒に食べたりした。彼と彼のご家族は素晴らしい人たちだったよ」。

 デビッド・エスカー監督が佐々木の存在を知ったのも主にSNSを通じてだったという。「私は日本の野球を非常にリスペクトしています。個人的には、プレーのレベルは多くの点でこちらと同等だと感じています」。日本の野球を高く評価する同監督は佐々木の経歴をチェック。ドジャース・大谷翔平投手と同じ花巻東高の出身で、ともに佐々木の父親である佐々木洋監督から指導を受けたことを知った。

「そう聞けば、彼がアメリカですぐに即戦力としてプレーでき、間違いなく我々を助けてくれる存在だと考えるのは当然のことでした」。2024年の3月にスタンフォード大学野球部に加わった佐々木の、生活面での多くの変化を考慮し、当面は試合出場より新しい環境に慣れさせることを優先させたと言及している。

「それ(プレーさせないこと)は理にかなっていませんが、彼をすべての練習に参加させ、遠征にも連れて行き、チームの一員であるとはどういうことかを経験させることは理にかなっていると感じました」と説明。その上で「すぐに分かったのは、彼は本当に競争心が強いということ。チームが負けたときは深刻に受け止め、勝ったときはチームの他のレギュラーメンバーと同じくらい喜んでいました。彼がものすごい速さでチームの一員になっていく姿を見るのは、素晴らしいことでした」と当時の状況を語った。

(Full-Count編集部)

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