元巨人ウォーカー、日本人妻に「感謝しています」 NPB復帰に意欲…独立リーグ入団

神奈川フューチャードリームスの入団会見に出席したアダム・ウォーカー【写真:木村竜也】
神奈川フューチャードリームスの入団会見に出席したアダム・ウォーカー【写真:木村竜也】

独立・神奈川に入団「私の熱いプレーを見てもらいたい」

 巨人やソフトバンクでプレーしたアダム・ウォーカー外野手が30日、神奈川県藤沢市内で、プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの神奈川フューチャードリームスへの入団会見に臨んだ。背番号は「28」に決まった。

 会見の冒頭、日本語で「アダム・ウォーカーです。皆さんよろしくお願いします」とあいさつ。日本の独立リーグに挑戦した理由を「アメリカ、コロンビアでも多くのチームを経験した。日本でもさらに成長できると思った」と説明した。

 日本でプレーすることを決めた理由への質問に「なんと言っても日本が大好き。巨人とソフトバンクで素晴らしい経験をしてきた。成し遂げられなかったことを、同じ日本で成し遂げたい」と返答。その中で神奈川を選択したのは「プレーをするからには勝ちたい。常勝軍団であるこのチームにしました。チームカラーの紫は私の妻も大好きな色でとても良かった」とし「シーズンを通して毎試合、毎打席を休みなく出ることが重要。私の熱いプレーを見てもらいたい」と意気込みを示した。

「私は得点にこだわりたい」「打撃だけでなく走塁でも」

 求められる役割を問われると「毎試合ホームランを期待されていると思いますが私は得点にこだわりたい。打撃だけでなく走塁でも。どのチームよりも得点を挙げたい」と強調。今季の目標については「チームの勝利が毎日の目標。その上でNPBでも優勝を経験したので優勝に導きたい。NPBのスカウトの目に留まって、最終的には日本シリーズを戦いたい」と胸に秘めた野望を口にした。

 ウォーカーは2022年に巨人に入団。1年目から124試合に出場して打率.271、23本塁打、52打点と活躍。だが、2023年は57試合と出番が減少し打率.263、6本塁打、20打点と成績を落としていた。同年オフに高橋礼投手、泉圭輔投手との1対2の交換トレードでソフトバンクに移籍。しかし昨年は20試合に出場し打率.169、1本塁打、3打点。自由契約となり退団していた。

 昨年の12月末には、フィットネストレーナーの日本人女性へプロポーズに成功したことをインスタグラムで報告。また、3月24日には自身のX(旧ツイッター)に日本語で「今は仕事がないんです。日本が大好きです。今年も日本でプレーしたいです。BCリーグでプレーできますか」と投稿するなど、日本でのプレーを熱望していた。

 苦しい状況で支えてくれた新妻への思いも吐露。「昨年プロポーズして結婚しました。いつも私の夢をサポートしてくれている妻に感謝していますし、日本で一緒に生活しながらプレーできることは高いモチベーションになっています」とコメントした。

(Full-Count編集部)

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