大谷翔平2世は「本物だ」 衝撃の“怪力弾”でマイナー無双、米期待「早く昇格させて」

ロイヤルズのジャック・カグリオーン【写真:Getty Images】
ロイヤルズのジャック・カグリオーン【写真:Getty Images】

カグリオーンは2Aの31試合で打率.325、9HR、OPS1.000

 米国で“大谷翔平2世”として話題を集めるロイヤルズ傘下のジャック・カグリオーン内野手が9日(日本時間10日)、ツインズ傘下2Aのウィチタ・ウィンドサージ戦で今季9号を放った。怪力を発揮しての滞空時間の長い衝撃の一発。「本物だ!」「早く昇格させて!」とファンの期待を一身に集めている。

 カグリオーンは同戦に「3番・指名打者」で先発出場。0-0の6回、2死二、三塁の場面でカウント1-2から内角に入る変化球を振り抜いた。投手はアウトを確信したのか左手を上げ、右翼手も悠々と落下点に向かった。しかし、打球はぐんぐん伸びて気づけば右翼席中段まで届く一発。場内は騒然とした。

 カグリオーンはフロリダ大で投打二刀流として活躍し、米メディアからは「ジャックタニ」という愛称もつけられた大器。昨年は同大の最長タイ記録となる30試合連続安打、同大最多の通算75本塁打に加え、投げても16試合に登板して5勝2敗、防御率4.76をマークし、同年のドラフト全体6位指名でロイヤルズに入団した。

 今春のキャンプでは14試合で打率.500、3本塁打と別格の成績を残したものの、開幕は2Aスタート。シーズン序盤は低調で、最初の13試合は打率.204、3本塁打、OPS.682だったものの、直近18試合は打率.424、OPS1.258と本領を発揮。年間でも打率.325、OPS1.000と結果を残している。

 マイナーで結果を残す逸材に、米ファンの期待も膨らむばかり。「彼はきっとジャッジやボンズ級のキャリアを送る!」「一方でロイヤルズは今でもMLB全体で得点力はワーストの部類。お願いだから彼を昇格させて」「前にも言ったがまた言う。ホワイトソックスはカグリオーンの指名を見送ったことを後悔する」「火曜には3Aにいるだろう」などとコメントが寄せられた。

 また、元ナショナルズGMで米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボウデン氏も自身のX(旧ツイッター)にて「ジャック・カグリオーネはロイヤルズのトッププロスペクトで、2Aのテキサスリーグで打率.325、出塁率.400、長打率.600、9本塁打、35打点を記録しています。複数の対戦スカウトによれば、メジャー昇格の準備はできているようです。参考までに」と太鼓判を押している。

【実際の映像】「え、これで入るの?」 “大谷2世”が衝撃本塁打にファン困惑

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