佐々木朗希を「怪物と呼ぶには恥ずかしい」 韓国メディアは“打ちごろの球”と指摘

4回0/3を5失点で降板した佐々木朗希
ドジャース・佐々木朗希投手は9日(同10日)のダイヤモンドバックス戦で4回0/3を投げて5失点だった。平均球速は94.8マイル(約152.6キロ)と低く、三振も奪えなかった内容に、韓国メディアは「『怪物』というニックネームを付けるには恥ずかしい成績」と指摘した。
立ち上がりからピリッとしなかった。佐々木は初回、マルテとスアレスに本塁打を許してあっという間に3失点。打線の大量援護もあったが、4回にも1失点し、5回には先頭打者に四球を与えて降板。後を受けたバンダは満塁弾を浴びて追いつかれてしまった。
韓国メディア「OSEN」は、94.8マイル(約152.6キロ)に終わった直球について指摘。「NPBで誇った165キロのボールは完全に行方不明になった。懸念点が現実になっている」とし、「ササキのフォーシームはバッティングボールに近い」と、“打ちごろの球”であると伝えた。さらに、フォーシームの平均回転数が2080(MLB下位10%)であることなどから、威力の低さを指摘する。
同メディアは「メジャーリーグでは魅力のない球となった。NPBで怪物と呼ばれたササキは、本当の怪物たちが揃うメジャーリーグでは、何者でもない」と厳しい見方を示した。登板から一夜明けた10日(同11日)の試合前、デーブ・ロバーツ監督は記者から「マイナー降格は考えているか?」と質問され、「全く考えていない」と、メジャーの舞台で経験を積ませる方針を明かした。これからのシーズンで、見返すことが出来るか。
(Full-Count編集部)