前田健太を「獲得することはない」 先発不足でも…ド軍指揮官が断言する線引き

ド軍就任1年目に前田もメジャーデビュー
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、「ABEMA」が12日に公開したインタビュー企画「おはようロバーツ」で、タイガースを放出された前田健太投手を獲得する可能性について言及。「それはないと思う」と否定した。
ドジャースは2016年に前田がメジャーリーガーとしてのキャリアを始めたチームで、4年間で計47勝と結果を残した。当時からロバーツ監督が指揮しており、2人は旧知の間柄だ。
また、ドジャースは現在、ブレイク・スネル投手やタイラー・グラスノー投手ら先発の柱が負傷者リスト(IL入り)している。大谷翔平投手も二刀流復帰の時期は白紙となるなど、先発不足は課題となっている。
しかし、ロバーツ監督は「前田はタイガースから放出されたばかりで、彼を獲得することはないと思う」と断言した。前田は今季、7試合登板で0勝0敗、防御率7.88。米メディアの間でも「獲得する球団は出てこない」との見方が出ている。
前田が所属していたタイガースは7日(同8日)に放出を発表。他球団は前田をウェーバー経由で獲得することができるが、その場合は残り契約1000万ドル(約14億7700万円)を支払う必要がある。この金額を負担するのは現実的でないとみられ、FAとなった場合はメジャーの他球団は最低保証年俸(76万ドル、約1億1200万円)での契約が可能になる。
(Full-Count編集部)