巨人リチャードが電撃トレード翌日に衝撃1号 即スタメンで…1軍では1035日ぶりの一発

移籍翌日に即1軍登録
■ 広島 ー 巨人(13日・マツダスタジアム)
ソフトバンクから巨人にトレードで移籍したリチャード内野手が13日、敵地マツダスタジアムで行われた広島戦に「7番・三塁」で即スタメン起用された。5回の第2打席で、移籍後いきなりの1号ソロを叩き込んだ。1軍での本塁打は2022年7月13日のオリックス戦以来、1035日ぶりのアーチとなった。
2回の第1打席は空振り三振に倒れた、しかし、3点を追う第2打席に森翔平投手の143キロの直球を捉え、左中間スタンドに運んだ。巨人移籍の初安打を豪快な本塁打で飾ると、出迎えた新たな仲間たちとハイタッチを交わした。
12日に秋広優人内野手、大江竜聖投手と1対2のトレードが成立したと発表されたばかり。巨人は12日、打撃不振が続くベテランの坂本勇人内野手を抹消していた。
今季の巨人は36試合で19勝16敗1分のリーグ2位だが、三塁手は打率.176とリーグ最低。さらに、開幕から主に一塁を守っていた岡本和真内野手が負傷で離脱し、右の長距離砲としてリチャードに期待がかかる。
リチャードは8年目の今季、栗原陵矢内野手の離脱もあり「8番・三塁」で初の開幕スタメンを勝ち取った。しかし22打数2安打で打率.091、12三振と振るわず、4月5日に2軍降格。2軍では21試合出場で4本塁打、打率.162だった。
ソフトバンク時代は1軍で通算10本塁打と結果を残せなかったが、昨季までウエスタン・リーグで5年連続の本塁打王を獲得するなど、抜群のパワーが持ち味。巨人で新たな背番号は「52」に決まり、初戦で阿部慎之助監督の期待に応える、挨拶代わりの一発となった。