「Baseball5」が企業スポンサーと初契約 目指す五輪種目…女子野球元代表・六角彩子「感謝」

女子野球元日本代表の六角彩子「心より感謝」
男女混合の新スポーツで、オリンピック正式種目を目指す「Baseball5(ベースボールファイブ)」の日本初チーム「5STARs」と、チーム代表兼日本代表の六角彩子選手が、生活サポート用品の開発・製造を行う「株式会社サンコー」とスポンサー契約を締結したと15日に発表された。「5STARs」が企業と契約を結ぶのは今回が初となった。
Baseball5は2017年にキューバで誕生した世界野球ソフトボール連盟(WBSC)公認の競技で、1チーム5人制、男女混合で行われる。野球やソフトボールと基本ルールは同じだが、投手や捕手がなく、ゴムボール1つだけを使用し、素手でプレーする点が特徴だ。現在約80カ国で普及が進んでいる。
体育館で使用するベースに関して当初はゴム製のものを使用していたが、床材によって滑りやすく安全面に問題があり、養生テープでの固定も持ち運びの不便さやテープ使用の制限といった新たな問題が生じていた。そこで六角選手は「繰り返し使え、置くだけで固定される理想的な素材」を模索する中でサンコーの「おくだけ吸着」マットを発見。Baseball5のベースとして活用を始めると、各学校から「このベースが欲しい」という要望が多く寄せられるようになった。
競技普及のために六角選手がサンコーに連絡し、今回のスポンサー契約締結に至った。六角選手は「突然のご連絡にも関わらず、迅速にご対応いただき、Baseball5にも大変ご関心を寄せていただいたことに心より感謝しております。今後、Baseball5という素晴らしいスポーツの普及に向けて、ともに取り組んでいけることを楽しみにしております」とコメントした。
(Full-Count編集部)
