キム・ヘソンは「奇跡のストーリー」 スポット昇格が一転…韓国メディアの歓喜

キムは14試合で打率.452、1本塁打、OPS1.065
ドジャースは19日(日本時間20日)、負傷者リスト(IL)入りしていたテオスカー・ヘルナンデス外野手を登録した。代わって降格したのはジェームズ・アウトマン外野手。“またも”生き残ったキム・ヘソン内野手に対し、母国の韓国メディアは「奇跡のストーリー」と歓喜の声を上げている。
キムはオフにポスティングシステムを経て3年1250万ドル(約18億1800万円)でドジャースに入団。打撃を課題として開幕はマイナーで過ごしたが、トミー・エドマン内野手の故障もあって3日(同4日)にメジャー昇格を果たした。すると、ここまで14試合で打率.452、1本塁打、5打点、OPS1.065と好成績をマーク。16日(同17日)には9打席連続出塁を達成した。
一時はスポット的な昇格だったが、18日(同19日)にエドマンが復帰してもキムは降格せず。またこの日はクリス・テイラー外野手がロースター枠のためにリリースにもなった。そして今回のテオ復帰でもキムは“生き残り”、ドジャース内においても確かな存在感を発揮している。
何より安堵したのは母国の韓国メディアだ。「スポーツ朝鮮」は「キム・ヘソンが予想通り最終的に生き残った」としつつも「メジャーリーグ残留は『奇跡のストーリー』と呼ぶに値する」と笑顔。「OSEN」は「負傷者たちが復帰してもメジャーリーグに残った」と大々的に報じた。
当初の期待値を上回る活躍を見せるキム。果たして、2年連続のワールドチャンピオンを目指すドジャースを勝利に導けるだろうか。
(Full-Count編集部)