大谷翔平の特大飛球は「誰もがいったと…」 LAメディア落胆、実況も失意「わずかに」

通算204勝の解説ハーシュハイザー氏「わずかーーーに届きませんでしたね」
【MLB】ドジャース ー Dバックス(日本時間22日・ロサンゼルス)
LAメディアも実況も嘆く惜しい当たりだった。ドジャースの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地のダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で先発出場。6回の第3打席は右飛に打ち取られた。それでも、柵越えも感じさせた特大の打球。地元メディアは「誰もがいったと思った」と嘆いた。
0-1とリードを許して迎えた6回、無死一塁で大谷に3打席目が回った。ここまでサイ・ヤング賞投手のコービン・バーンズ相手に三振、ニゴロと打ち取られていたが、初球から果敢にスイング。94.6マイル(約152.2キロ)のカッターを振り抜いた打球は、初速100.3マイル(約161.4キロ)、飛距離356フィート(約108.5メートル)、角度40度で右翼後方まで飛んで行った。
しかし、右翼手の足がウオーニングトラックで止まり、18号とはならず。立ち上がっていた本拠地ファンもガックリとした。実際、MLB公式の「ベースボール・サバント」によると、ヤンキースのヤンキースタジアム、レイズの代替本拠地であるジョージ・スタインブレナー・フィールドでは一発になる当たりだった。
肩を落としたのはファンだけではない。ドジャース専門メディア「ドジャーブルー」は「誰もがあの打球はいったと思った」と振り返れば、地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」で解説を務める球団OBで通算204勝のオーレル・ハーシュハイザー氏は「わずかーーーに届きませんでしたね」と悔しそうな表情を見せた。実況のスティーブン・ネルソン氏は「観衆はショックのようです」と、スタジアムの光景について言及していた。