逆転3ランのテオは“自画自賛”「いいスイングができた」 戦線復帰に笑顔「ベンチは嫌」

3ランを放ったドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:荒川祐史】
3ランを放ったドジャースのテオスカー・ヘルナンデス【写真:荒川祐史】

打球初速108.2マイル、飛距離413フィート、角度34度の3ラン

【MLB】ドジャース 3ー1 Dバックス(日本時間22日・ロサンゼルス)

 ドジャースは21日(日本時間22日)、本拠地のダイヤモンドバックス戦に3-1で勝利して2連勝を飾った。試合は0-1のまま6回に突入したが、テオスカー・ヘルナンデス外野手が起死回生の逆転3ランを叩き込んだ。試合後のインタビューに登場した32歳の主砲は「いいスイングができた」と笑顔で振り返った。

「4番・右翼」で先発したT・ヘルナンデス。2021年のサイ・ヤング賞投手、コービン・バーンズに対して第1打席は二ゴロ、2死一塁の第2打席はカーブに空振り三振だった。6回2死一、二塁で第3打席が回ると、カウント1-2から外角のスライダーに完璧に合わせた。

 打球初速108.2マイル(約174キロ)、飛距離413フィート(約125.8メートル)、角度34度の一発をセンター最深部へ運ぶ3ランとした。大谷翔平投手が惜しい当たりを打っていただけに一度は静まり返った本拠地だったが、逆転弾に大熱狂。T・ヘルナンデスも満面の笑みでダイヤモンドを一周した。

 地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」のインタビューに登場したT・ヘルナンデスは自身の本塁打を振り返り、「打てそうな球を狙った。出塁することを意識していた。その前の打席で彼(バーンズ)は何球かいい球を投げていたから、決め球は同じアプローチで攻めてくると思った。いいスイングができたよ」と“自画自賛”。

 また、この日先発して6回1失点の好投を見せたメイについても「私たちに(勝つ)チャンスを与えてくれた。グレートな投球だった。走者がいる時に、打てる球がきて、いいスイングができてよかったよ」と称えた。

 T・ヘルナンデスは6日(同7日)に左脚付け根の張りで負傷者リスト入り。19日(同20日)に戦線へ復帰した。離脱するまでは打点王争いでトップに立ち、中軸として何度も好機で活躍してきた人気者。約2週間の離脱を強いられたが、「(復帰は)大きいよ! 私はプレーをするのが好きなんだ。ベンチにいるのは嫌いだよ! 怪我はしたくないね! だから、毎日プレーできるよう、身体のケアは(しっかりと)やるんだ。どんな形でもチームに貢献したいね」と、今後も貢献する気持ちを前面に押し出した。

【実際の映像】大谷翔平も大喜び! テオの復帰後1号は逆転3ラン、本拠地熱狂

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