元DeNA・乙坂智、マイナーで初安打 スタメン2試合目で結果…“幻の一打”から6日後に快音

マリナーズとマイナー契約を結んだ乙坂智【写真:本人提供】
マリナーズとマイナー契約を結んだ乙坂智【写真:本人提供】

「9番・右翼」で先発出場

 元DeNAで、マリナーズ傘下3Aタコマの乙坂智外野手が22日(日本時間23日)、敵地でのパドレス傘下エルパソ戦に「9番・右翼」で先発出場。第1打席でマイナー初安打を放ち、スタメン2試合目で結果を出した。

 無死一塁で迎えた3回の第1打席、初球の86.9マイル(約139.9キロ)のスライダーを、鮮やかに中前に弾き返した。昨季は韓国プロ野球(KBO)のダイノスでプレーした左腕カイル・ハート投手から放った一打だった。さらに1死から後続の三塁打が飛び出し、二塁から生還した乙坂は得点も記録した。

 乙坂は初出場となった16日(同17日)のロッキーズ傘下アルバカーキ戦では、4回の第2打席で二塁へ転がすと、俊足を飛ばして一塁へ。内野安打となったかに思われたが、記録が後から失策に訂正され、マイナー初安打はお預けとなっていた。

 13日(同14日)の同戦でもベンチ入りしたが、試合は6回を終えた時点でまさかの山火事でコールドとなり出場機会はなかった。3Aタコマでは藤浪晋太郎投手もプレーしている。

 3月に米独立リーグのアトランティックリーグ「ヨーク・レボリューション」と契約。5月4日(同5日)時点で9試合に出場し37打数15安打の打率.405、1本塁打、8打点、4盗塁と存在感を示し、9日(10日)にマリナーズとマイナー契約するとヨークが発表。メディカルチェックを終え、13日(同14日)に契約書にサインした。

 2011年にドラフト5位で横浜高から横浜(2012年からDeNA)に入団し10年間プレー。2017年には単身でメキシコのウインターリーグに参戦するなど、オフは毎年のように中南米や米独立リーグに参戦していた。2021年オフにDeNAを戦力外となると2022年はメキシコで3球団、ベネズエラを渡り歩いた。2023年は今季プレーしたヨーク・レボリューションに。昨年はメキシカンリーグ「レオネス・デ・ユカタン」(米名称ユカタン・ライオンズ)で活躍していた。

(Full-Count編集部)

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