菊池雄星、11先発目で待望の初勝利　6回途中無失点…今季最多110球の力投、エ軍8連勝

マーリンズ戦は5回2/3で7安打無失点、4四球4奪三振

【MLB】エンゼルス 7ー4 マーリンズ（日本時間24日・アナハイム）

　エンゼルスの菊池雄星投手が23日（日本時間24日）、本拠地で行われたマーリンズ戦に今季11試合目の先発登板。今季最多となる110球を投げ、5回2/3を7安打無失点、4四球4奪三振の粘投で今季初勝利を挙げた。エンゼルスはこれで8連勝、勝率5割に復帰した。

　粘りの投球で掴んだ1勝目だ。毎回走者を背負う苦しい立ち上がりで、4回には2死一、二塁のピンチを背負ったが、ヘスス・サンチェス外野手を一ゴロに仕留めて窮地を脱した。最大のピンチは6回だった。先頭から2者連続ヒットを許し、無死一、二塁のピンチに。ロン・ワシントン監督もマウンドに向かったが、エース左腕の続投を決断した。

　ここでニック・フォルテス内野手を遊ゴロ併殺に仕留め、菊池も安堵の表情。しかし、2者連続で四球を出して満塁のピンチを招き、ここでお役御免となった。代わったハンター・ストリックランド投手は内野安打性の打球を打たれるも、遊撃のザック・ネト内野手が好守を見せて無失点。菊池にも自責点はつかなかった。

　11先発目はる110球を投げ、5回2/3を7安打無失点、4四球4奪三振。最速は96.2マイル（約154.8キロ）だった。試合は2回にテイラー・ウォード外野手が先制の15号ソロ、4回にはウォードの犠飛、ローガン・オハッピーの2点適時打でリードを広げた。その後もエンゼルス打線はホルヘ・ソレア外野手の本塁打などで効果的に得点を挙げた。

　菊池はアストロズからFAとなった昨オフ、3年総額6300万ドル（約91億5000万円）でエンゼルス入り。3月27日（同28日）の敵地・ホワイトソックス戦で開幕投手を務めたが、6回5安打3失点。前回12日（同13日）の敵地・パドレス戦は6回7安打4失点（自責2）で勝ち負けつかずだった。18日（同19日）の敵地ドジャース戦は勝利投手の権利を持って降板も、ブルペンが打たれて初勝利とはならなかった。

（Full-Count編集部）