ド軍に“不利”な判定にLA怒り「恥ずかしい」 マンシーも不満顔…米記者「バカげてる」

マンシーが失策→走塁妨害で失点に
【MLB】メッツ ー ドジャース(日本時間23日・ニューヨーク)
まさかの判定にどよめきが広がった。メッツとドジャースの3連戦カード初戦が23日(日本時間24日)、シティフィールドで行われた。ドジャースは4回、1死三塁のピンチを背負い、テオスカー・ヘルナンデス外野手の好返球で本塁を狙った走者をアウトにしたかと思われた。しかし、マックス・マンシー内野手の走塁妨害で判定が覆る珍事に。LA記者は「恥ずかしい判定だ」と審判団に怒りを示した。
4回のメッツの攻撃で、先頭のスターリング・マルテ外野手がバント安打を狙うと、マンシーの悪送球もあって二塁へ。その後、1死三塁からピート・アロンソ内野手が右翼へ飛球を放った。T・ヘルナンデスはノーバウンドの好返球を見せ、本塁でタッチアウトに。しかしその後、三塁塁審は三塁手のマンシーが飛球を見えないように走者の前に立っていたとして、三塁走者マルテの生還が認められた。
中継映像を見ると、確かにマンシーが視界を遮っているように見えるが微妙な判定ではあった。この試合でNHK-BSの解説を務めた元メジャーリーガーの田中賢介氏も「いやぁ難しいですね」と唸ったジャッジ。一方で不本意な形で失点を許したドジャース記者たちの怒りは収まらないようだ。
ドジャースの“ご意見番”的存在として知られるブレイク・ハリス氏は「これは本当に、今まで見た中で一番バカげてるかもしれない。どうしてこれがマックス・マンシーの妨害なんだ?」と困惑の模様。また、地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン記者もその上で「この判定は恥ずかしいよ」と断罪した。
失点につながるプレーを結果的に2度犯したマンシーだったが、直後の5回には好機で左前適時打を放ち、打席で名誉挽回してみせた。
(Full-Count編集部)