フリーマン激白「本当に最悪」 ド軍から消えた“いつもの日常”、埋まらぬ心のピース

フリーマン、テイラー&バーンズと過ごした3年間語る
ドジャースは18日(日本時間19日)に在籍10年のクリス・テイラー外野手を、20日(同21日)に生え抜きのオースティン・バーンズ捕手をリリースした。近年は厳しい成績だったが、“功労者”の突然の退団に波紋が広がっている。フレディ・フリーマン内野手も「つらいよ」などと複雑な心境を明かした。
地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は22日(同23日)、「オースティン・バーンズ、クリス・テイラー抜きで進むことはドジャースのケミストリー(親和性)に影響を与えるだろう」との記事を掲載。フリーマンやムーキー・ベッツ内野手、エンリケ・ヘルナンデス内野手らがインタビューに応じ、退団した2人についての思いをそれぞれ吐露している。
2022年からドジャースに加入したフリーマンは「飛行機の中にはトランプ仲間のグループがあるんだ。オースティンもその一人だった」とこれまでの日常に変化が訪れたことに言及。「1年の中で仲間を失っていくのは、やっぱりつらいよ」と苦しい胸中を明かした。
昨年8月にも10代の頃からの親友だったジェイソン・ヘイワード外野手が退団。再び悲しい別れを経験することになり「本当に最悪だよ。どうしようもないことだけど。友達を失って悲しくないと言うなら、人間じゃない。悲しくなるけど、だからと言って4打数無安打でいいという理由にはならないけどね」と語った。
バーンズとテイラーと過ごしたシーズンは3年だったが、昨年は世界一を喜び合った大事な戦友。「つらい。本当につらいよ。でも、ビジネスだと理解して、前に進まなければならない。クラブハウスで尊敬されているベテラン2人を失ったときは、大人として(なぜその決断が下されたかという)理由を理解しなきゃいけない。友達を失えば悲しい気持ちにもなるけれど、連絡は取り続けられる。ただ、僕らは前に進み続けなければいけないんだ」と絞りだした。
ドジャースは23日(同24日)からメッツとのシリーズが始まっており、6月19日(同20日)までは勝率.550以上のチームとの対決がひたすら続いていく。同僚として、そして友人としての関係を築いた2人の仲間が去ったものの、選手たちはその余韻に浸る暇もない状態だ。フリーマンの言葉には、そうした現状を受け入れざるを得ない思いが込められているようだ。
(Full-Count編集部)