大谷翔平は「自信に満ちていた」…641日ぶり打者相手に22球 ド軍投手コーチ「総合的にみれば成功」

打者5人に22球、2三振1安打1四球
【MLB】メッツ ー ドジャース(日本時間26日・ニューヨーク)
ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、メッツの本拠地シティフィールドで実戦形式の投球練習「ライブBP」を行い、打者5人に22球を投げた。マーク・プライアー投手コーチは「自信に満ちていた。いい球を投げ続けていた」と絶賛した。
キム・ヘソン内野手とダルトン・ラッシング捕手、球団でゲームプランニングコーチを務めるJT・ワトキンス氏を相手に実施。まずはキムを投ゴロに打ち取ると、続いてワトキンス氏を空振り三振から空振り三振を奪うとガッツポーズも見せた。直球は94マイル(151.2キロ)~97マイル(156.1キロ)を記録し、スプリットは88マイル(約141.6キロ)だった。
プライアー投手コーチはライブBPの内容を「打者と対戦したけど、最も重要視したのは健康でいること。自信に満ちていた。スタミナや耐久面はいい状態だったし、いい球を投げ続けていた」と評価。「その観点で総合的にみれば成功だ。球の動きもよかった。総合的にみて、いい登板だったと思う」と語った。
球種は主に直球、シンカー、カットボールを投げ、ツーシームとスプリットも織り交ぜた。プライアー投手コーチは「彼は自分の武器を投げていた」と語り、「マウンドで感触を確かめることをテーマに掲げた。あと、彼は打者とコーチと対戦したけど、私たちは楽しむことができた。全体的にみて、今日はいい1日だったと思う」と振り返った。
この日は3人が5打席に立ち、投ゴロ、三振、三振、右前安打、四球という内容。キムには安打を浴びたが、プライアー投手コーチは「全体的によかったと思うし、打者のスイングが崩れることが何度かあった。どちらかというと、私のライブBPの評価基準は、(投手の)状態、球質を維持できているかということ」とコメント。打者の反応について「コーチ(ワトキンス氏)に対しては、どちらかというと、えげつない球を投げていたからコメントは特にないよ! 本人にとっては少し不公平だったかな 笑」とジョークを飛ばした。
大谷はエンゼルス時代の2023年9月に右肘を手術。打者を相手に投球するのは同年8月23日(同24日)のレッズ戦以来641日ぶり。デーブ・ロバーツ監督は大谷の投手復帰が7月15日(同16日)のオールスター戦後になる意向を示している。
(Full-Count編集部)