大谷翔平、今季も“史上初”快挙の可能性 「50-50」で感覚麻痺…米記者強調「最低ライン」

「40本塁打&20盗塁」を4度達成ならA-RODに並び最多タイ
またも歴史を打ち立てるのか。ドジャース・大谷翔平投手は昨季、前人未到の「50本塁打&50盗塁」を達成し、3度目のMVPに輝いた。24日(日本時間25日)の試合を終えて「17-11」と昨年ほどのペースではないものの、MLB公式記者によると、今季も「驚異的な数字」を残しているという。
MLB公式は「この7人のスター選手が驚異的な数字を記録するペースだ」との見出しで、今季歴史的な活躍を見せる7人を紹介した。3冠王に迫るアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)や新進気鋭のピート・クロウ=アームストロング外野手(カブス)の名前が挙がる中、大谷もその一人にピックアップされた。
記録やデータに精通しているサラ・ラングス記者が執筆し、今季の大谷に関しては「『50-50』ペースからは少し離れたかもしれませんが、それでも大谷は驚異的な数字を叩き出しています」と分析した。「23日時点でオオタニはシーズン55本塁打&35盗塁ペース。このままいけば『40-20』達成するのが4度目となり、アレックス・ロドリゲスと並んでMLB史上最多タイとなります」と伝えた。
大谷は二刀流が本格開花した2021年に「46本塁打&26盗塁」で初めて「40-20」を達成。2023年は右肘の故障で9月を離脱しながらも「44-20」を記録し、昨季は「54-59」で3度目の到達となった。もっとも、ラングス記者によれば「55-35」でも「これは“最低ライン”の話です」と付け加える。
「MLBの歴史上『50本塁打&30盗塁』を達成したのは昨年のオオタニただ一人。このままいけば、2年連続で成し遂げることになります。そして、もし盗塁ペースを少しでも上げることができれば(彼なら十分可能です)、MLB史上初の『40本塁打&40盗塁を複数回記録した選手』となるかもしれません」と、今季も伝説を残すのではないかと期待を込めた。
昨シーズンがあまりに凄すぎたゆえに、今季の成績が“物足りなくなる”のも大谷という選手があまりに偉大すぎる所以。果たして、球史に残る偉才は今シーズンどのような形で歴史にまた名前を刻むのだろうか。
(Full-Count編集部)