山本由伸に“新名称”が誕生? あまりにエグすぎて…元最多勝左腕がニヤリ「手に負えない」

「Dトレイン」ウィリス氏が名付け親に
【MLB】ドジャース 7ー2 ガーディアンズ(日本時間27日・クリーブランド)
米国で新たな異名の誕生だろうか。ドジャースの山本由伸投手は26日(日本時間27日)に敵地でガーディアンズ戦に先発し、6勝目を挙げた。直球だけでなく強力な複数の変化球も操ることにちなみ、元投手のコメンテーターが「ナスティ(えげつない)・ノブ」という新たなニックネームを命名した。
同日の山本は最速96.3マイル(約155キロ)の直球に加えてスプリット、カーブ、カットボール、シンカーの変化球を駆使。特に初回の立ち上がりでは、先頭打者で優れたバットコントロールから「ベイビー・イチロー」の異名を取るスティーブン・クワンから、最後はスプリットで空振りを奪い、3球三振に仕留めた。
ドジャース地元放送局「スポーツネットLA」のポストゲームショーで、コメンテーターを務めるジェリー・ヘアストンJr.氏は「彼はスプリットを待っていたように見えました。ですがあのスイングを見て分かるように、あれは非常にいい球でした」とコメント。さらに同じくコメンテーターのドントレル・ウィリス氏は「『ナスティ・ノブ』は今日全球種が有効だった」と称賛した。
続けてウィリス氏は「スプリットは今日、終始落ちていた。打者の目を変える速球が大切な球だったが、ガーディアンズ打線はスプリットを攻略できなかった。スプリットと速球が有効で、他の変化球もあると打者は手に負えない」と解説した。これにはヘアストンJr.も「最高なニックネームですよ。彼は質の高い球種を4種類持っていますから、ナスティ(えげつない)ですよね」と応じた。
「ナスティ」を直訳すると「汚い」などの意味になるが、メジャーリーグでは「手に負えない」「厄介な」「エグい」などの意味で、特に投球内容を表現する際にしばしば使われている。90年代初めにレッズで活躍したノーム・チャールトン、ロブ・ディブル、ランディ・マイヤーズの速球派3投手は「ナスティ・ボーイズ」と呼ばれていた。
(Full-Count編集部)