2発の大谷翔平をド軍監督が激賞 ジャッジとのHR競演に大興奮「闘争心が強く出た」

試合後の会見に応じたドジャースのデーブ・ロバ-ツ監督【写真:小谷真弥】
試合後の会見に応じたドジャースのデーブ・ロバ-ツ監督【写真:小谷真弥】

「すぐにショウヘイが打ち返したのはチーム全体にとって非常にエキサイティング」

【MLB】ドジャース 8ー5 ヤンキース(日本時間31日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手が30日(日本時間31日)、本拠地のヤンキース戦で今季2度目のマルチ本塁打をマークした。初回に21号先頭打者弾を放つと、3点差の6回に22号ソロ。チームを逆転勝ちへ導いた。試合後、デーブ・ロバーツ監督は激賞した。

 1点を追う初回先頭、左腕フリードから中越えの21号先頭打者弾。今季6本目(通算18本目)の先頭打者弾で同点に追いつくと、3点を追う6回先頭でもフリードから右越え22号ソロ。右翼アーロン・ジャッジの頭上を越える、大谷の追撃ソロから5連打を含む打者一巡の4得点で逆転し、12安打8得点で打ち勝った。

 ロバーツ監督は「選手たちは本当に集中していた。勝ちたい気持ちがすごく表れていた。相手はエースでしたから。なんとか食らいついて、試合を戻したのが大きかった」と話した。初回にジャッジ、大谷が本塁打の応酬。「最初にジャッジが本塁打を打って、すぐにショウヘイが打ち返したのはチーム全体にとって非常にエキサイティングだった。大きな勝利だ」と喜んだ。

 昨季のワールドシリーズで覇権を争ったヤンキースが相手だった。「ショウヘイは『いつもの試合』というかもしれないが、相手にはMVP(ジャッジ)がいる。そういう選手と戦うことで、ショウヘイの中の闘争心が強く出たんじゃないかな。ファンもすごく盛り上がっていた」と声を弾ませた。

 チケット完売で、本拠地には5万3276人の観客が集結。まるでポストシーズンのような緊張感に包まれた。「アーロン(ブーン監督)も自分もすごく緊張感を持って采配していた。お互いに勝ちにいっているのが分かった」。ヤンキースとの初戦を制し、ロバーツ監督は安堵の表情を浮かべていた。

(Full-Count編集部)

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