大谷翔平の“常識破壊”に米衝撃 「23」と両立する「154.5」…データ会社が指摘した矛盾

ライブBPに登板したドジャース・大谷翔平【写真:上野明洸】
ライブBPに登板したドジャース・大谷翔平【写真:上野明洸】

敵地パドレス戦の試合前に3度目の「ライブBP」

【MLB】パドレス 11ー1 ドジャース(日本時間11日・サンディエゴ)

 目の前に起きている“常識破り”に理解が追いつかない。ドジャースの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地でのパドレス戦前に実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板。一昨年の右肘手術後3度目となるが、米データ会社は大谷がMLBの中でいかに異質な存在であるかを示す“事実”を指摘している。

 マイナーの打者を相手に3イニングで44球を投げ、安打性1本、6奪三振の内容だった。最速96マイル(約154.5キロ)だった。パドレスのダルビッシュ有投手も、この様子を視察した。

 大谷の投球を巡っては、米データ会社「コーディファイ・ベースボール」がこの状況に反応。X(旧ツイッター)に「(これまでに)ショウヘイ・オオタニは23発打ってるんだ。そして最近こんなことをやっている」と記し、最後に対戦した打者から三振を奪う場面に言及。二刀流としてMLB史に数々の記録を残した大谷にとって、復帰に向けて淡々とリハビリをこなしているわけだが、リーグの本塁打王が投球練習をして打者を圧倒していることが、いかに現実離れしている光景であるかを強調した。大谷は10日(同11日)のパドレス戦終了時点で、2位のカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)に3本差を付けて、ナ・リーグの本塁打数でトップに立っている。

 大谷は7月のオールスター戦後に、公式戦で投手復帰を目指している。2年連続のワールドシリーズ制覇や3年連続の本塁打王を目指す中、さらに常識を塗り替えるような場面が訪れるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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