投手・大谷に球宴前復帰の可能性 1週間前倒しも…地元TV局が指摘した「大切なこと」

試合前にライブBP…監督が前倒しの復帰可能性示唆
ドジャース・大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地でのパドレス戦前に実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板した。2023年9月の右肘手術後3度目で、3イニング想定で安打性1本、6奪三振と上々の内容。デーブ・ロバーツ監督は7月15日(同16日)の球宴前の投手復帰の可能性を示唆し、これに米メディアも反応している。
ドジャース向け放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」は、パドレス戦に向けての事前番組でライブBPに言及。司会を務めたジョー・ハータング氏が「ロバーツ監督はオオタニのオールスターゲーム前の復帰を否定しませんでしたよね」と切り出すと、解説のノマー・ガルシアパーラ氏は「『ゼロでないわけではないことは確実だ』、と二重否定の表現でしたから、肯定していたのか否定していたのか分からないですね」と応じた。
これにハータング氏が「ですが、正しい方向には行っていますよね。いい兆候ではあります」と畳みかけると、ガルシアパーラ氏は「彼がオールスターゲーム前にマウンド復帰しなくても、打席では毎日見られるから関係ないですよ」と冷静に語った。
同じく解説のジェリー・ヘアストンJr.氏は「次は55〜60球。オールスターゲーム前に先発できたら素晴らしい」と説明。これまで投手復帰はオールスター戦後が見込まれていた経緯があり、ドジャース球団OBの同氏は「大切なことはポストシーズンに向けて長いイニングを投げられる状態になっていることです」とポストシーズンにピークを持っていく重要性を強調していた。
(Full-Count編集部)