ジャッジ、驚異の3戦連発！　25号でトップに1本差、年61HRペース…打率.395＆59打点で3冠王目前

5-0の7回に飛距離125メートル、角度24度のソロ

【MLB】ロイヤルズ ー ヤンキース（日本時間12日・カンザスシティ）

　ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は11日（日本時間12日）、敵地のロイヤルズ戦に「2番・右翼」で先発出場し、3試合連続となる25号本塁打を放った。トップのカル・ローリー捕手（マリナーズ）に1本差に迫った。

　豪快アーチに敵地も騒然とした。ジャッジは5-0の7回、右腕クルーズと対戦し、カウント1-2からの4球目に投じられた99マイル（約159キロ）直球を振り抜いた。右中間席に着弾した一発は、打球速度108.8マイル（約175.1キロ）、飛距離413フィート（約125.8メートル）、角度24度の一発だった。

　ジャッジは8日（同9日）のレッドソックス戦で1試合2発を叩き込み、これで3戦連発。ア・リーグ本塁打王争いでは26本でトップに立つローリー（マリナーズ）に1本差に迫った。また、ナ・リーグトップで23本の大谷翔平（ドジャース）とは2本差をつけた。3試合連続での豪快アーチに、同僚たちもお手上げといった表情で“お辞儀パフォ”を披露した。

　3、4月は31試合に出場し打率.427、10本塁打、32打点、OPS1.282と絶好調。自身10度目となる月間MVPに選出されていた。2022年にはア・リーグ新記録の62本塁打を放ち、大谷（当時エンゼルス）を上回ってMVPを受賞。昨季は58本塁打＆144打点でメジャートップを記録し、2度目のMVPを獲得した。今季は3冠王ペースで圧倒的な成績を残している。