青学大、史上初の3連覇ならず ドラフト上位候補の中西が6失点…東北福祉大の前に準決勝で散る

エース中西は4回1/3で9安打6失点
全日本大学選手権の準決勝が14日、明治神宮野球場で行われ、東都大学代表の青学大が仙台六大学代表の東北福祉大に5-8で敗れた。史上初の大会3連覇がかかっていたが、佐藤悠太外野手(3年)に特大弾を含む4安打を浴びるなど、自慢の投手陣が強力打線にのまれた。
2回まで無得点だったが、3回に2死から佐藤が中前適時打を放って東北福祉大が先制。しかし4回、青学大は失策や足を絡めて同点に追い付くと、連打がつながり大神浩郎外野手(1年)の2点適時三塁打で勝ち越しに成功。さらに暴投で1点を加えた。
しかし、ドラフト上位候補のエース・中西聖輝投手(4年)がピリッとしない。12日の奈良学園大戦では7回1安打無失点、8奪三振の好投を見せていた右腕は5回、失策で走者を出すと佐藤に適時二塁打を浴びる。さらに安打と四球で満塁のピンチを招き、垪和拓海外野手(4年)に同点の適時打を許して降板した。さらに代わった渡辺光羽投手(4年)も、代打の冨田隼吾内野手に勝ち越しの二塁打を打たれ、一挙5失点となった。
6回には佐藤がセンターバックスクリーン左に飛び込む衝撃の2ラン。4打数4安打3打点の大暴れで突き放した。青学大は7回に1点を返したものの追い付くことはできなかった。
リーグ戦5連覇を果たした青学大は昨年、2010年、2011年の東洋大以来となる全日本大学選手権の連覇を果たした。大会史上初の3連覇にはあと一歩届かなかった。
(Full-Count編集部)
