阪神を襲った衝撃美技「何だこれ」 歓声→一瞬で悲鳴…虎党が絶望した「変則ゲッツー」

9回1死満塁で完成させた“4-2-6”
■楽天 5ー4 阪神(14日・楽天モバイルパーク)
雨中の仙台で好プレーが生まれた。14日に行われた楽天-阪神戦は、楽天が1点リードで迎えたものの、加治屋蓮投手が押し出し四球で同点とし、なお満塁のピンチが続いた。さらに痛烈な打球を飛ばされ、場内は悲鳴が起きたものの、プロらしい美技の連続で勝ち越しを防いだ。「変則ゲッツー上手すぎな」「何だこれ……!」とファンも興奮が収まらない。
“最初”に魅せたのは、「2番・二塁」で先発した小深田大翔内野手だ。4-4の1死満塁、俊足の小幡竜平内野手が一塁間に痛烈な打球を飛ばしたが、小深田は飛び込みながらキャッチ。止めるだけでなく、すぐに体勢を立て直して本塁へ送球。2死目を奪った。そして“次”に唸る好守を見せたのが石原彪捕手だ。
小深田の送球を受け、一塁でアウトを取ることも考えられたが、二塁へ完璧なスローイングを届け、“4-2-6”のダブルプレーを完成させた。あまりのビッグプレーに本拠地ファンは大歓声。逆に勝ち越しを確信した阪神スタンドからは悲鳴にも似た落胆の声が上がった。
プロらしい好守と好判断が一度に凝縮されたシーン。「小深田と石原の判断良かった」「変則ゲッツー上手すぎな」「小深田もやけど石原もよく見てたな」「小深田がうますぎたわ」「石原くんナイス判断」「小深田エグすぎ」などとファンも感嘆の声を送った。
試合はその後延長戦に突入。延長10回に好守を見せた石原がサヨナラ打を放ち、5-4で楽天が勝利を飾った。