大谷翔平、2年連続で6月中旬に“見直し” 復活2HR…明かしていた「一番大事なこと」

ジャイアンツ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ジャイアンツ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

10試合ノーアーチ…試合前に行った調整「やっぱり構えが大事」

【MLB】ドジャース 11ー5 ジャイアンツ(日本時間15日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、本拠地で行われたジャイアンツ戦で24号、25号と1試合2本塁打を放つ活躍を見せた。初回、11試合ぶりにアーチをかけると、6回にもう1発。本塁打が飛び出した裏には「一番大事なこと」の再確認があった。

 2日(同3日)の試合で23号を放って以来、2年ぶりとなる10試合ノーアーチとなっていた大谷。復活の1試合2発を放つと、試合後には「やっぱり構えが大事だと思ってるんで、そこを重点的に試合前はチェックして入りました」と明かした。

 これまでも常々、構えについての重要性を口にしてきた。昨年4月には「打球の角度とか自体はスイングの軌道で決まると思っている。スイングの軌道は構えから決まっていますし。だから構えは大事だというのが僕の考え方ではある。構えが決まれば、軌道も良くなるし、力の伝わるスイングにもなる」と話していた。

 1年前の6月13日(同14日)からは、打席に入る前にバットをホームベース左側の斜めのラインに添え、立つ位置のズレをなくすルーティンを始めた。6月19日(同20日)の取材では「同じふうに構える。同じように構えて、同じ位置に立つのが、一番大事なこと」と語り、同年の6月後半には9本塁打を放った。

 デーブ・ロバーツ監督は「この10日間、低めの球を追いかける場面がとても多かったが、今日はいいスイングをしていた」と二コリ。手応えを掴んだ“構え”でアーチを量産する。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY