大谷翔平、史上最速「250HR&150盗塁」の裏で衝撃事実 米記者が強調する“ハンデ”「それでも…」

ジャイアンツ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ジャイアンツ戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

通算944試合で「250本塁打&150盗塁」…A-RODの977試合を抜きMLB最速

【MLB】ドジャース 11ー5 ジャイアンツ(日本時間15日・ロサンゼルス)

 またも記録を塗り替えた。ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、本拠地で行われたジャイアンツ戦で24号、25号の1試合2本塁打を放ち、メジャー通算250号を達成した。MLB公式のサラ・ラングス記者は、大谷が史上最速で「250本塁打&150盗塁」を成し遂げたと伝え、改めて“異次元”の二刀流ぶりに脱帽している。

 大谷は初回の第1打席で、ループの4球目のカットボールを完璧に捉え、右中間スタンドへ飛距離419フィート(約127.7メートル)の一発を放った。さらに6回の第4打席では、代わったばかりの右腕ベックから2本目の本塁打。1試合2発の活躍で、今季25号に到達した。

 ラングス記者は試合直後に自身のX(旧ツイッター)を更新。大谷が通算944試合で「250本塁打&150盗塁」を達成し、アレックス・ロドリゲスの977試合を抜いてメジャー史上最速記録だと伝えた。さらに「オオタニが実際に打席に立ったのは928試合だけ。キャリア初期は投手専念で、打席に立たない試合も多かった」と指摘。打者としてはさらに“ハイペース”での記録達成だったと強調している。「それでも、この記録をあっさりと成し遂げたのよ!」と、称賛を惜しまなかった。

 大谷は2018年にエンゼルスでメジャーデビュー。当初は登板翌日に出場を見送るなど慎重な起用が続いたが、才能が本格化した2021年からは、登板翌日でもほぼ休まず出場し、“リアル二刀流”を体現してきた。

 2021年は155試合、2022年は157試合、2023年は右肘の負傷で9月以降を欠場しながらも135試合に出場。今季は長女誕生に伴う「父親リスト」での2試合欠場以外はフル出場を続けている。昨季はドジャースで162試合中159試合に出場した。圧倒的なパワーとスピードに加え、休まずプレーし続けられる肉体。そのすべてが揃ってこそ、この偉業が実現したと言えるだろう。

(Full-Count編集部)

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