「オオタニがオオタニのために」 “リアル二刀流”復活で…LA記者が驚いた光景

投げては1回2安打1失点…3回に同点適時打
【MLB】ドジャース ー パドレス(日本時間17日・ロサンゼルス)
投打に躍動した。ドジャース・大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地で行われたパドレス戦に「1番・投手」で投打同時出場。663日ぶりとなる投手復帰を果たした。1回28球を投げ2安打1失点で降板すると、3回には自らのバットで適時二塁打をマークした。LA記者は「自分で取り返した」と驚きの光景に目を丸くした。
大歓声の中でマウンドに上がった大谷は初回、先頭のタティスJr.の初球で98マイル(約157キロ)をマーク。2番のアラエスには最速100.2マイル(約161.2キロ)を計測した。それでも2安打でピンチを作り、マチャドに犠飛を浴びて先取点を許した。平均球速は99.1マイル(約159.4キロ)だった。
初回の第1打席は三振に終わったが、3回の第2打席では低めの変化球を左中間に運び、同点二塁打を放った。本拠地は大歓声が起きた。直後に地元紙オレンジカウンティ・レジスターのビル・プランケット記者は自身のX(旧ツイッター)を更新。「DHのショウヘイ・オオタニが投手のショウヘイ・オオタニの分を自分で取り返した」と綴った。
メジャーリーグでは両リーグとも指名打者制度が導入されており、投手が打席に立つこと自体がもはや異例。そんな中、大谷が“本来の姿”を取り戻したことで、自分で自分を助けることに驚きを隠しきれなかったようだ。
(Full-Count編集部)