投手・大谷翔平、故障再発の危険性 OBが指摘する”2つの課題”「修正しないと」

高橋尚成氏、YouTubeチャンネルで投手・大谷を解説
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。右肘手術を経て投手で実戦復帰したドジャース・大谷翔平投手に見えた2つの課題を指摘している。
大谷は16日(日本時間17日)に本拠地で行われたパドレス戦に「1番・投手兼指名打者」で投打同時出場。投手としては663日ぶりにマウンドに立った。最速100.2マイル(約161.2キロ)を計測し1回2安打1失点の内容で、打者としては4打数2安打1四球を記録した。
「ABEMA」の中継で解説を務めた高橋氏は、メジャーリーグの試合でリハビリ調整登板している現状に「僕らピッチャーからしたらありえないこと」と驚きを隠せず。「野球人としての姿を改めて思い知らされた」とコメントした。
一方で「やらなくちゃならないことが多い」と課題を指摘。キャンプ中のブルペン投球と比べて「肘が下がってきている印象を受けた」という。「そうなると、また肘への負担がかかる。修正しないといけない」と再発防止を訴えた。
さらにバラついた制球面にも「まだまだいい時の状態ではない」と言及。「ゲーム勘や、ピッチャーとバッターとの空間の不一致が凄くあるんじゃないか」とし「そこの押し引き、出し入れを調整していくんじゃないか」と推測した。
スタッフから「全盛期を100%としたら現在の状態は?」と問われると「まだ30%くらい」と強調。「まだまだこんなもんで終わる選手じゃない。クオリティの高いボールをバンバン投げていける。まだまだ調整段階の1ステップを上がっただけ」と解説していた。