沖縄で「ジャパンサマーリーグ」を開催 高3対象に募集開始…将来の“ヒント”を見つける時間に

高校3年生を対象とした「ジャパンサマーリーグ」が開催される
「ジャパンウィンターリーグ」を運営する株式会社ジャパンリーグが19日、高校3年生を対象とした「ジャパンサマーリーグ2025」を開催すると発表した。期間は8月2日~8月8日の7日間、沖縄県の嘉手納野球場で実施される。
同社は2022年から沖縄で「ジャパンウィンターリーグ」を開催し、昨年で3度目を迎えた。「陽の目を見ない場所に光を」をコンセプトに、15歳以上の野球選手に実戦経験の場所を提供する日本唯一の冬季リーグでは、昨年に初のNPBキャンプ参加選手が誕生している。
今回発表された「ジャパンサマーリーグ」の参加対象は高校3年生。夏の大会を終えた選手たちが誰でも参加できるプラットフォームとして、スキルアップ、思い出作り、仲間作り、進路についても考えられる機会、将来のヒントを見つける時間を提供する。
7日間で合計7試合が予定されており、全試合・全打席でバッティングに関わる13項目のデータを測定できる「BLAST」が導入される。最新技術を利用し、打席後や試合中にコーディネーターとアナリストからの即時フィードバックが可能となることも特徴のひとつだ。
「ジャパンウィンターリーグ」では今、学生が参加できないルールとなっている。夏の大会を終えた高校生、ベンチ入りできなかった学生たちにも、どうにか光を当てたいという思いから発足した。記者会見に出席した株式会社ジャパンリーグの鷲崎一誠代表取締役は「参加理由は様々あっていいと思っています。スキルアップや、思い出作りの他に進路についても考える場所になれば。ステップアップはもちろん、ここで野球を辞めるという決断をするきっかけになることも良いと思います」と思いを語った。
また、同会社の副代表でサマーリーグで代表を務める知花真斗氏は「私の経験以上に子どもたちには達成感を味わい、何かを感じてほしい。今回のサマーリーグを通して子どもたちと貴重な時間を過ごしたいと思っています」と話した。同リーグの参加資格は無く、高校野球未経験者でも応募可能だ。参加費用は55,000円。定員は80人で先着順で締め切りとなる。
(Full-Count編集部)
