スアレスは大谷翔平を狙った？　米記者断罪「恥ずべき事」…ロバーツ監督は“確信”

ロバーツ監督、大谷の死球は「（故意で）間違いない」

【MLB】パドレス 5ー3 ドジャース（日本時間20日・ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手は19日（日本時間20日）、本拠地で行われたパドレス戦に「1番・指名打者」で先発出場。9回にロベルト・スアレス投手の99.8マイル（約160キロ）直球をぶつけられ、4連戦で2個目の死球に場内は騒然とした。米記者は「何て恥ずべき事」とパドレスを厳しく指摘した。

　9回表、パドレスの攻撃でタティスJr.が死球を受けすと、マイク・シルト監督が激昂。デーブ・ロバーツ監督も応戦し、両軍ベンチが飛び出す一触即発の事態となった。その後、両軍指揮官は退場処分に。警告試合が発せられた。

　その裏に大谷に打席が回ると、スアレスがカウント3-0から投じた160キロは右肩甲骨付近に直撃。顔をしかめて場内は騒然とした。大谷は大丈夫とジェスチャーを送るも、17日（同18日）のパドレス戦でも死球を受け、ロバーツ監督は「故意だった」と怒りを示していた。それだけに、場内は大ブーイングが送られた。

　地元放送局「KYTV-TV Springfield」でレポーターを務めるサリー・エンゲルス氏は自身のX（旧ツイッター）を更新。「サンディエゴ、何て恥ずべき事だ。3-0のカウントでオオタニに投げたのは完全にブッシュリーグ（※卑劣で未熟な行為）。しかもあのコースに」と、今回も故意だったのではと指摘。その上で「でもオオタニは、ドジャースのベンチに手を振って“やる価値もない”って伝えただけだった」と推察した。

　ロバーツ監督は試合後、大谷の死球についてコメントを求められ、「（故意で）間違いない。（カウント）3ボールの場面で、相手は右腕だ。ショウヘイを当てるために内角高めに投げてきた。あれはハードスロー（力強い球）だ。スアレスが左打者に対して直球で何回当てたことがあるのか知らないけど、明らかに故意だった」と怒りを示した。