大谷翔平の死球後…真っ先に臨戦態勢を取った“人物” 米記者「準備万端」と紹介、隠せぬ怒り

「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者が公開したベンチの一幕
【MLB】パドレス 5ー3 ドジャース(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース-パドレス戦が19日(日本時間20日)、ドジャースタジアムで行われた。大谷翔平投手とフェルナンド・タティスJr.の両スターが9回に死球を受け、警告試合が発せられた。4連戦で8死球が乱れ飛んだ“遺恨試合”。大谷が死球を受けた直後、真っ先に飛び出そうとした人物に米記者も注目した。
9回表、パドレスの攻撃でタティスJr.が死球を受けると、マイク・シルト監督が激昂。デーブ・ロバーツ監督も応戦し、両軍ベンチが飛び出す一触即発の事態となった。その後、両軍指揮官は退場処分に。警告試合が発せられた。
その裏に大谷に打席が回ると、カウント3-0からロベルト・スアレス投手の99.8マイル(約160キロ)直球が右肩甲骨付近に直撃。スアレスは即退場処分となり、再び不穏な空気が流れた。しかし、大谷は殺気立つドジャースベンチをなだめるようなジェスチャーを取り、その後は一塁へ笑顔で向かった。
一方、我先に“臨戦態勢”を取った選手がいる。チーム最古参の大エース、クレイトン・カーショー投手だった。米スポーツ局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者は自身のX(旧ツイッター)を更新。「カーショー、準備万端のようだ」としてベンチの様子を公開した。カーショーは他の選手に先駆けて身を乗り出し、顔を赤らめて何やら言葉を発しているのが見て取れる。
結局、大谷が事態を沈静化させたことで今回は乱闘騒ぎとはならなかったが、カーショーの“男気”に米ファンも「さすがだ」「サンキューボス!」「大好きだ」などとコメントを送っていた。