名将の後を継ぐ使命 日大三と帝京の監督、春V東亜学園に密着…J:COM東京が応援番組放送

番組MCを務める豊嶋彬さん【写真提供:ジェイコム東京】
番組MCを務める豊嶋彬さん【写真提供:ジェイコム東京】

東京の7校の多角的な取材を実施

 株式会社ジェイコム東京は6月28日午後6時からJ:COMチャンネルで東西・東京大会前の夏の高校野球特別番組として『10年後の君へ~Tokyo高校野球物語~』を放送する。

 制作の背景には野球人口の減少がある。全日本軟式野球連盟(JSBB)によると、令和6年度に連盟へ会員登録した少年野球および学童野球のチーム数は、前年比で計950チーム減少した。この現状を受け、地域メディアとして高校野球を通じて野球の魅力を伝える目的で番組制作に至った。

 番組では東京都内の高校7校を取材し、野球文化の次世代継承をテーマに制作。東亜学園は春季大会優勝の裏にあった”決まり事”をテーマに、強豪校の勝利の秘訣に迫る。明大八王子はマネジャーの熱い想いと先輩から後輩への継承について紹介。都小山台高では地域から愛される文武両道校としての取り組みを、工学院大学付では科学の力を活用した勝利への独創的なアプローチを取り上げる。

 日本三と帝京では、名将として知られた前任者から後を継いだ三木有造監督(日大三)、金田優哉監督(帝京)の2人の監督に焦点を当て、指導者の継承をテーマに密着取材。都日野では選手を支える応援活動に想いを込める姿を描くなど、選手だけでなく、指導者、マネジャー、応援団など高校野球に関わるすべての人々のドラマを多角的に捉えている。

 番組MCには『夏の高校野球 東京大会 ダイジェスト』の番組MCを務める豊嶋彬氏。放送は6月28日午後6時からJ:COMチャンネル(地デジ11ch)で実施。町田市と稲城市では6月29日21時からの初回放送となる。再放送も予定。同社では今回の番組を通じて、野球を通じて得られる「努力」と「チームワーク」の大切さを広め、スポーツへの興味や夢を抱く機会を提供するとしている。そして10年後に高校野球をやっていたことを誇れる自分になっていてほしいという願いを込めている。

(Full-Count編集部)

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