打率.176の年俸24億円男…ド軍に求められる“必然”の補強 迫るトレード期限、気になる行方

ド軍は「トレード期限に最も積極的になるであろうチーム」
【MLB】ドジャース 8ー1 ロッキーズ(日本時間26日・デンバー)
ドジャースは25日(日本時間26日)敵地ロッキーズ戦に8-1で勝利。ナ・リーグ最速で50勝に到達した。2年連続でのワールドシリーズ制覇に向け、今季も快調に白星を重ねている。昨年も夏場のトレードでは積極的に動き戦力を整えたが、果たして今季は誰を狙うのか。米大手メディアはサイ・ヤング賞投手に注目した。
米全国紙「USAトゥデイ」は25日(同26日)、「MLBトレード期限2025:誰が売り手で誰が買い手? 噂が渦巻く中でのトップ標的」との見出しでボブ・ナイチンゲール記者の記事を寄稿した。各球団のトレード戦線を分析する中、「トレード期限に最も積極的になるであろうチーム」として、フィリーズ、カブス、タイガース、ヤンキースとともにドジャースをリストアップした。
「あれだけの年俸総額のチームは、今コスト削減について心配することは、ない」として金に糸目をつけず補強すると分析した。一方で「打線に将来殿堂入りする選手が4人、そしてショウへイ・オオタニがいて選手は満載かもしれないが、穴もいくつかある」とし、「マイケル・コンフォートが苦戦で、もう一人外野手を探している」と言及した。1年1700万ドル(約24億4500万円)で今季から加入した32歳はこの日6号を放ったものの、打率.176、OPS.610と大不振に陥っている。
加えて「先発ももう一人欲しい。そしてそう、アルカンタラを欲しがっているドジャースは常にブルペンの補強を目論んでいて、レイズのクローザーのピート・フェアバンクスのような試合終盤に投げるリリーフがいてくれたらいいだろう」と、投手陣の補強もあると見た。
山本由伸投手以外の開幕ローテーションが離脱し、計13投手が負傷者リスト入りと厳しい台所事情。今季トミー・ジョン手術から復帰した2022年のサイ・ヤング賞投手、サンディ・アルカンタラら大物を狙う可能性もありそうだ。果たしてドジャースはどんな補強を目指すのか。今後の動きにも注目したい。
(Full-Count編集部)