大谷翔平、縦スラを自画自賛「良かった」 抑えられない球速「自然に上がっている」…一問一答

試合後、取材に応じるドジャース・大谷翔平【写真:上野明洸】
試合後、取材に応じるドジャース・大谷翔平【写真:上野明洸】

今季3度目の登板は2回1安打無失点…最速163.7キロ

【MLB】ロイヤルズ ー ドジャース(日本時間29日・カンザスシティ)

 ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地でのロイヤルズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場。今季3度目の登板は復帰後初めて2イニングを投げ、27球で1安打1四球1奪三振無失点だった。自己最速となる101.7マイル(約163.7キロ)も計測。二刀流の完全復活へ「進歩している」と手応えを口にした。以下は一問一答。

――コンロトールには満足しているか。
「細かいところは別として積極的にゾーンを攻められたのはよかったかなと思います」

――二刀流のルーティンに慣れるのには時間がかかりそうか?
「きょうはノーヒットでしたけど単純に打撃のアプローチとしてそこまでいい結果を生むアプローチではなかったのかなというところなので、バッティングとピッチングそれぞれ同じ日にやりますけど、基本的には分けて考えるので、ピッチングはよくてバッティングはよくなかったかなという一日だったと思います」

――102マイルを投げられるのはリハビリの時から想像していたか?
「ライブBPで投げ続けたら投げてはなかったかなと思うので、そういう意味では実戦で早めに短いイニングでしっかり投げることでそういう球速帯に慣れていくのはいいことじゃないかと思うので、そこもひとつきょうよかったことかなと思います」

――2度の手術から戻る中で、投げる球が戻るという心配はある?
「1回目より感覚は術後からすごくよかったので、術式も多少違いますし、そういう意味では1回目よりだいぶよかったので、ドクターとの話の中でも戻る確率はやっぱり高いという話だったので自信はありましたけど、球速帯だけではなくて投げ方も含めて、まだまだ改善の余地はあると思うので、まだまだこれからかなと思います」

――慌ただしそうだが、打席で万全の準備ができていた。
「そこまで投球しているからって、基本的には分けて考えるので、結果は悪かったですけど基本的にはDHで1回1回代打みたいに出るよりは、マウンドからそのままの流れで行ったほうが自分の中ではナチュラルな感じがするかなとは思っています」

――ホームランダービーに興味は?
「どうですかね。現行のルールだとなかなか厳しいので、今のところチャンスはないかなと思っています」

悔やむ5回の中飛「入っていれば違う展開に」

――縦のスライダーの意図と狙い、プレートの位置の意図と狙いは?
「その方が抑えられるので」

――再発の恐怖はない?
「そうですね。あんまり思いっきり投げようとは思ってなかったんですけど、どうしてもランナーが二塁にいったりだとか、ランナーがたまってくると、どうしても打たれたくないという気持ちがどうしても先行して上がってくるので、自然に上がってしまってるなと感じています」

――フォーシームの質は?
「回転効率も球速帯との比較が一番大事なので、きょうみたいに100マイル近く出ている中で浮力も悪くなかったですし、それなりのスピン効率はしてたと思うので、まだ全部はチェックしてないんですけど、進歩はしているのかなと思います」

――打撃の調子は?
「きょう相手のコマンド素晴らしかったと思いますけど、なかなか打線として粘り強くいけなかったかなという印象ですけど、その中で0-2(5回の第3打席)のところの(中堅への)フライが入っていれば、またもうちょっと違う展開になったのかなと思います。あと少し、押し切れなかったかなと思います」

――縦のスライダーが有効だった。
「良かったと思いますね。球速も良かったですし、自分の投げたいイメージ、変化も含めてロケーションも含めて出せているかと思うので、そこは良かったかなと思います」

――球速はもう少し出そう?
「さっきも言いましたけど、(球速を)出しにはいっていないので。ランナーがたまってきて、どうしても1本も打たれたくないという気持ちになると、それなりの球速帯になってしまっている感じなので、今の段階でそこまで上げなくてもいいなと思う自分と、やっぱりゲームの中なので先制点をあげたくない気持ちのバランスかなと思います」

(Full-Count編集部)

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