「歴史を見ているよう」三振の“大谷2世”が笑顔 打席で体感した本物の二刀流

“大谷2世”と呼ばれた逸材カグリオーンが大谷と初対戦
【MLB】ロイヤルズ 9ー5 ドジャース(日本時間29日・カンザスシティ)
ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地でのロイヤルズ戦で復帰後3度目の先発登板。2回を投げて1奪三振無失点だった。2回に三振を喫したロイヤルズのルーキー、ジャック・カグリオーン内野手は、大学時代には二刀流としてプレー。憧れる大谷との初対戦は悔しい結果となったが、大谷の才能を体験しニコリと笑った。
6月にメジャーデビューしたカグリオーンは、「6番・右翼」で出場。2回1死の場面で大谷と対戦し、初球は99.9マイル(約161キロ)の剛速球。スイーパーとスライダーで追い込まれ、最後は縦に落ちるスライダーで空振り三振に倒れた。「どのボールもキレがあった。速くて、良く動くから打つのは難しいね」。
カグリオーンはフロリダ大で二刀流として活躍し、米メディアからは「ジャックタニ」という愛称もつけられた大器。同大では最多の通算75本塁打に加え、投げても昨季16試合に登板して5勝2敗、防御率4.76をマークし、同年のドラフト全体6位指名でロイヤルズに入団。現在は野手に専念している。
大学時代には大谷のプレーを参考にしていたというルーキーは、「同じフィールドでプレーするのは歴史を見ているような気分だ」と、感激した様子だった。
(Full-Count編集部)