不可解判定に激怒→猛ダッシュで抗議 最弱球団の“闘志”にファン興奮「マジ伝説」

シェイファー監督代行が初の退場処分に
【MLB】ロッキーズ 4ー3 ブルワーズ(日本時間30日・ミルウォーキー)
ロッキーズのウォーレン・シェイファー監督代行が29日(日本時間30日)、敵地で行われたブルワーズ戦で判定を巡り激昂。球審に詰め寄り、退場処分となった。“鬼の形相”で抗議する指揮官の姿に「マジ伝説」「最高! ようやく少し情熱を見せた」と擁護するファンの声が目立った。
事件が起きたのは両チーム無得点で迎えた3回の攻撃中だった。この回、先頭のタイラー・フリーマン外野手が3球三振。3球目の低めの際どいコースがストライクと判定されたことにフリーマンは激しく言葉を吐き、ラモン・デへスース球審に詰め寄った。この行動に球審は即座に退場をコール。突然の宣告にフリーマンが不満を露わにするなか、ベンチからシェイファー監督代行が猛ダッシュで駆けつけた。
判定に激昂した指揮官は帽子を地面に叩きつけ、怒りの形相で球審に猛抗議。バッターボックスに入りホームベースの上に左手をかざし、「こんな低かったぞ」と示すようなパフォーマンスを見せるなど、納得のいかない判定に抗議を続けたが、最後は退場を告げられベンチへ下がった。シェイファー監督代行は就任後初の退場処分となった。

この光景を見たファンは「監督代行がこういう熱意を見せる姿は最高」「チームに火をつけるならこうでなくちゃ」「フリーマンが退場処分を受けたから、監督代行は選手を擁護するためだけにこれだけのことをやった」と西地区最下位に低迷するチームを託された“戦う指揮官”にエールを送っていた。