W杯初制覇へ、侍U-12代表18人が決定 NPBジュニア代表の逸材も続々…アマ球界の名将が指揮

U-12W杯に出場する日本代表18人が発表された(写真はイメージ)
U-12W杯に出場する日本代表18人が発表された(写真はイメージ)

U-12W杯に出場する日本代表18人が決定…監督は都市対抗4度Vの大久保秀昭氏

「ラグザス presents 第8回WBSC U-12 野球ワールドカップ2025」(7月25日~8月3日、台湾・台南)に出場する「侍ジャパン」U-12代表18人が6月30日、発表された。2023年の前回大会で日本代表は4位。初優勝を目指す今大会には、昨年のNPBジュニアトーナメントに出場した“逸材”も選出された。

 今大会に出場できるのは、2013年1月1日から2014年12月31日生まれの選手。リトル、ボーイズ、ヤング、ポニー、フレッシュ、リトルシニアの各団体所属選手が対象になった。動画による「デジタルチャレンジ」で選出された40選手による最終選考会が5月下旬に実施され、精鋭18人が決定した。

 輝かしい実績を持つ選手も多い。身長182センチ、体重79キロの佐橋陸公(湘南ボーイズ)は昨年12月の「NPBジュニアトーナメント」に西武ジュニアの一員として出場。外山泰基(福岡ベースボールポニー)、大原颯二郎(糸島ボーイズ)はソフトバンクジュニアで優勝に貢献した。

 指揮を執るのは1996年アトランタ五輪銀メダリストの大久保秀昭氏。近鉄で5年間プレーし、コーチなどを経てアマチュア球界の指導者に転じた。母校の慶大で3度のリーグ優勝、古巣の社会人野球「ENEOS」で都市対抗4度の優勝に導いた名将が今年3月に就任した。投手コーチは慶大体育研究所教授の林卓史氏(巨人U15ジュニアユースコーチ)が務め、高橋佑輔(新潟リトル)、伊藤敏夫(調布リトル)両氏がコーチとしてサポートする。

 U-12日本代表のW杯最高成績は、仁志敏久監督(現西武1軍野手チーフ兼打撃コーチ)が率いた2019年第5回大会の準優勝。前回大会は現侍ジャパントップチームの井端弘和監督が指揮を執り、4位だった。初優勝に向けて7月20~22日に国内で事前合宿を実施し、台湾に乗り込む。

(First-Pitch編集部)

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