大谷翔平、惜しくも逃したド軍140年史で1人だけの偉業 60年間未達成…今季達成不可能な記録

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

1965年のドン・ドライスデールだけが達成した偉業

 偉大なる先輩が残していた60年前の記録達成は、来季まで持ち越しとなった。ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地アストロズ戦に「1番・投手」で出場し、31歳の誕生日に投打同時出場を果たした。最速100.9マイル(約162.4キロ)を記録し、2回3奪三振無失点と安定した投球を披露した一方で、打者としては打数1安打1四球で本塁打は出なかった。一発が出るか出ないかで命運が分かれていた記録を、米記者が紹介している。

 この日、大谷が本塁打を放てば、誕生日に自ら登板して本塁打を記録するという珍しい記録が誕生するはずだった。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は「自ら登板した試合で誕生日に本塁打を放った最後の選手は、2002年8月22日のランディ・ウルフ。唯一のドジャースの選手は、1965年7月23日のドン・ドライスデール」という記録を紹介し、偉業達成の可能性に注目が集まっていた。

 ドライスデールは通算209勝を挙げた元サイ・ヤング賞投手で、ドジャースの黄金期を支えた右腕として殿堂入りも果たしている。3度のワールドシリーズ制覇に貢献した。また、打撃も得意で通算29本塁打。誕生日に登板し本塁打を放った1965年には、7本塁打を記録している。

 誕生日に投打同時出場すること自体が異例中の異例ではあるが、その特別な日に本塁打を放つことはできなかった大谷。364日後に登板する機会が巡ってくるかは現時点では不明だが、次のチャンスで“大先輩”に並ぶことができるか注目だ。

(Full-Count編集部)

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