大谷HRを奇跡のキャッチ「実は2回目」 敵地ファンの親子は大興奮「ルースよりすごい」

「ベーブ・ルースよりもすごいし、誰よりもすごい」
【MLB】ブルワーズ ー ドジャース(日本時間9日・ミルウォーキー)
ドジャースの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地のブルワーズ戦で31号先頭打者弾を放った。31歳初本塁打をキャッチしたのはショーン・ボスマンさん、ショーン・スーザンさんの親子だ。ボスマンさんは「彼は史上最高の選手です。人類の歴史の中で一番です。ベーブ・ルースよりもすごいし、誰よりもすごい」と声を弾ませた。
奇跡のHRキャッチだ。2023年4月30日(同5月1日)。ボスマンさんは、当時エンゼルスに所属していた大谷の中越え7号ソロの本塁打ボールもキャッチしているという。「実はこれ、オオタニのホームランボールをキャッチしたのは2回目なんです。1回目は彼がエンゼルスでここに来た時。あの時もホームランを打って、ものすごく高く上がったんですよ。本当に高かった」。6.98秒と滞空時間の長い一発を振り返った。
ボスマンさんは地元ミルウォーキー出身の35歳。「オオタニを必ず見に行きます。前にショウヘイのTシャツも買ったんですが、今日はちょっとシワがよってて(笑)。だから今日は着なかったんです」と笑顔を見せる。この日は、新星ミジオロウスキーからの衝撃アーチとなった。「(ミジオロウスキーの)102マイルを(大谷が)110マイルで打ち返す。地球上で最高の野球を見せてくれていると思います」。本塁打ボールはもちろんキープ。母にプレゼントするつもりだ。
68歳のスーザンさんの父は第2次世界大戦後に来日。2年間、戦後の日本に力を尽くしてきた人物だという。「このボールは、僕たちにとって最も大切な記念品の一つになります」。ボスマンさんは晴れやかな表情を浮かべた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)