大谷翔平が更新した149年のナ・リーグ史 燦然と輝く偉業…衝撃31号で到達した“頂点”

怪物ミジオロウスキーから31号
【MLB】ブルワーズ ー ドジャース(日本時間9日・ミルウォーキー)
ドジャース・大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地で行われたブルワーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。初回の第1打席で31号先頭打者弾を放った。オールスター戦前の31本塁打は、昨年の大谷と2019年のベリンジャーがマークした30本を抜いて球団新記録となった。さらに、米メディアによるとナ・リーグ記録を更新する偉業を達成したいう。
怪物から号砲を放った。今季デビューして好投を見せているミジオロウスキーに2球で追い込まれたが、カウント0-2から3球目のカーブを振り抜いた。バックスクリーン右へ飛距離431フィート(約131.4メートル)、打球速度108.4マイル(約174.5キロ)のアーチをかけた。
先頭打者弾は6月27日(日本時間28日)の敵地・ロイヤルズ戦以来、今季9本目。5日に誕生日を迎えた大谷にとって、31歳初アーチとなった。これでシーズン54本塁打ペース。昨年の自己記録に並ぶペースとなっている。
数々の記録を生んだ大谷の31号。実は本塁打以外にも“歴代1位”を更新したという。ドジャース公式ブログ「ドジャー・インサイダー」によると、大谷はこの一発で今季88得点目を挙げ、ナ・リーグにおける前半戦最多記録を更新したという。
メジャー全体では1930年のべーブ・ルースの94得点が歴代1位。現在のペースだとやや更新は難しそうだが、4位で並んでる1915年のタイ・カッブと1932年のチャック・クラインの90得点は十分に狙える位置にいる。今後の記録更新にも期待したい。
(Full-Count編集部)