大谷31号を“フイ”に…カーショーの失意 「みんな守ろうと」悔やんだ唯一のミス

カーショー今季初黒星…4勝&防御率3.38
【MLB】ブルワーズ 3ー1 ドジャース(日本時間9日・ミルウォーキー)
ドジャースは8日(日本時間9日)、敵地のブルワーズ戦に1-3で敗戦。今季ワーストの5連敗を喫した。6回2失点にまとめながらも今季初黒星となったクレイトン・カーショー投手は試合後に取材に応じ、先頭打者弾を放った大谷翔平投手について言及した。
幸先のいいスタートだった。超逸材のジェイコブ・ミジオロウスキーに対し、「1番・指名打者」の大谷がカウント0-2から3球目のカーブを捉えた。バックスクリーンへ31号。7試合ぶりの一発で先制点をもたらした。
しかし4回、守備シフトが影響した格好でカーショーが内野安打を許してピンチを背負うと、ボーンとコリンズに連続適時打を浴びて逆転される。反撃したい打線だったが、調子を取り戻したミジオロウスキーの前に5回12奪三振と全く打てず。さらに追加点を奪われて敗戦となった。
試合後、カーショーは「ショウヘイが本塁打を打って、みんなそのリードを守ろうとしたけど」と大谷の一発に感謝しつつも、「4回に打たれてしまった。(4回に)何球か酷い球を投げてしまった。ボーンへの一球はミスだった。スライダーを真ん中に投げてしまった」と、同点打を許した一打に肩を落とした。
それでも、メジャー通算3000奪三振を記録しながらも、6回4失点だった前回登板のホワイトソックス戦と比較して「(前回よりも)感覚的には確かに良かったよ。全体的には前回より少し良かった」と手応えを得たようだ。37歳を迎えた今季は出遅れながらも、10先発で4勝、防御率3.38とチームに欠かせない戦力になっている。