ド軍に迫る“危機”「大丈夫かな…」 94年間で2度目の“ミラクル”に米騒然「クレイジー」

サヨナラランニング本塁打を放ったジャイアンツのパトリック・ベイリー【写真:ロイター】
サヨナラランニング本塁打を放ったジャイアンツのパトリック・ベイリー【写真:ロイター】

2013年のパガン以来となるサヨナラランニング本塁打

【MLB】ジャイアンツ 4ー3 フィリーズ(日本時間9日・サンフランシスコ)

 歴史的なミラクルが誕生した。ジャイアンツは8日(日本時間9日)、本拠地で行われたフィリーズ戦に4-3でサヨナラ勝利を飾った。殊勲の一打を放ったのはパトリック・ベイリー捕手。あまりに劇的すぎるサヨナラランニング本塁打で決着した。米ファンも「クレイジー」「信じられない……」と脱帽している。

 ジャイアンツは2点を追いかけて9回に突入した。先頭のシュミットが二塁打で出塁すると、その後一、三塁の好機を作ってベイリーが打席へ。初球を右中間へ運ぶと、柵越えとはならなかったが、オラクルパークの特殊な形状で打球は驚きの跳ね返りを見せた。マーシュも完全に目測を誤ったのかボールがフィールドに転々。懸命に送球したものの、ベイリーが先に生還し、ランニング本塁打を完成させた。

 MLB公式のサラ・ラングス記者によると、ランニング本塁打による決着はメジャーでは2016年の8月19日(同20日)のタイラー・ネイクイン以来。さらに、ジャイアンツでは2013年5月25日(同26日)のエンジェル・パガン以来12年ぶりのことだったという。同記者は「これは1932年以降、ジャイアンツにとって唯一のランニング本塁打によるサヨナラホームラン」と触れたように、球団としては94年間でわずか2例しかないレアケースだったという。

 衝撃の決着に米ファンも「だからベースボールが大好きだ」「とんでもない」「今まで見たことないよ!」と騒然とした一方、うかうかしていられないのがドジャースファンだ。

 この日はブルワーズ戦に敗れて今季ワーストの5連敗。最大8.5差だったゲーム差は5にまで迫られた。「7G差あってもセーフティリードじゃないって言っただろ」「厳しい」「大丈夫かな……」と不安の声も寄せられている。

【実際の動画】「信じられない…」衝撃のサヨナラランニング弾を放ったベイリー

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