大谷も着用、疑問殺到の球宴専用ユニ「酷い」 MLBが強いられた“仕様変更”

2021年からオールスター戦では専用ユニホームを着用していた
メジャーリーグのオールスター戦が15日(日本時間16日)、ブレーブスの本拠地・トゥルーイストパークで行われる。ドジャースの大谷翔平投手らが出場する年に1度の祭典は、今季から専用ユニホームの着用が廃止に。所属球団のユニホームでプレーする。
2021年から、MLBはオールスター戦に専用ユニホームを導入したが、選手やファンから不評だった。2019年にNIKE社がMLBとユニホームのサプライヤー契約を締結。イベント時に限定ユニホームを作ることでマーケティング上でのメリットを見込んだが、反感を買うこととなった。
昨年、米紙「LAタイムズ」の取材に対し、4度球宴に出場したマーク・マランソン氏は「好きじゃない。それぞれのチームのユニホームを見たい。なぜこんなやり方を選んだのか、私には理解できない」とコメント。ネット上のファンからも毎年「酷い」「なぜこのユニホームを着用するのか」などと批判が殺到していた。
2024年のオールスター戦が終了し、MLB機構は次回以降は所属チームのユニホームに戻すことを決定。今季はホームランダービーなどオールスター戦以外で専用ユニホームを着用することになった。

ホームランダービーなどで着用されるユニホームは、ブレーブスの過去のユニホームをモチーフに、ア・リーグがネイビー、ナ・リーグがブルーのデザイン。過去にブレーブスでプレーしたベーブ・ルースとハンク・アーロンに敬意を示し、背番号はア・リーグの選手は3、ナ・リーグの選手は44となっている。
(Full-Count編集部)