大谷翔平の“修正力”にLA記者驚き「備えていた」 衝撃弾の裏で…1か月越しに生かした反省

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ウェブの得意球はカッター…前回対戦は最多28球が投げ込まれた

【MLB】ジャイアンツ 8ー7 ドジャース(日本時間12日・サンフランシスコ)

 相手の得意球を完璧に捉えた。ドジャース・大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で出場。3回の第2打席で32号2ランを放った。右翼席後方の海に飛び込む“スプラッシュヒット”を生んだ“対応力”にLA記者は注目している。

 0-1で迎えた3回1死三塁、右腕ローガン・ウェブの初球カッターを振り抜いた。打球初速106マイル(約170.6キロ)、飛距離410フィート(約125メートル)、角度30度の一発をオラクルパークの右翼後方に放り込んだ。ジャイアンツ所属選手のみのカウントとなっているが、大谷は日本人初の“スプラッシュヒット”となった。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でドジャース番を務めるファビアン・アルダヤ記者が目を見開いたのは、大谷の“狙い”だった。「ドジャースタジアムでの対戦時、ローガン・ウェブはドジャースのスーパースターたちに対してカッターを使って攻め立てていた」と振り返った。

 6月13日(同14日)にウェブが登板したドジャースタジアムでの一戦では、ウェブは98球のうち最多の28球がカッターだった。シンカーとスイーパーを組み合わせてドジャース打線を封じ込め、7回2安打2失点で勝利投手となった。そして前回やられたボールを、今度は大谷が粉砕。同記者は「ショウヘイ・オオタニはその初球のカッターにしっかり備えていた」と“対応力”に驚いたようだ。

 大谷はこの時、三振、遊ゴロ、見逃し三振とウェブに封じられ、計4打数無安打だった。約1か月後の再戦で、しっかり修正したようだ。

(Full-Count編集部)

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