大谷の“日本人初”に「映画のよう」 幸運掴んだファンに騒然「待ってたの?」

大谷32号は海に飛び込む特大アーチ
【MLB】ジャイアンツ 8ー7 ドジャース(日本時間12日・サンフランシスコ)
ドジャース・大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地で行われたジャイアンツ戦で2試合ぶりとなる32号。リーグ独走の一撃は日本人初の“スプラッシュヒット”となり、「最高なんですけど」「これ以上、説明不要」とファンも興奮していた。
1点を追う3回1死三塁、第2打席を迎えた大谷は、右腕ウェブが投じた初球の146キロのカットボールを捉えると、打球は右翼席を超えて海に飛び込む特大アーチ。打球初速106マイル(約170.6キロ)、飛距離410フィート(約125メートル)、角度30度の一撃に敵地は騒然となった。
オラクルパークは右翼側が海に面しており、海に飛び込む特大アーチは「スプラッシュ・ヒット」と呼ばれている。ジャイアンツ所属選手のみのカウントになり記録には残らないが、大谷にとっては初めての“快挙”となった。
打球が飛び込んだ海上には約20台のボートが待機しており、着弾後は熾烈な争奪戦が展開。最後は、決死の海上ダイブを見せた郵便配達員のブラット・レナードさんがHR球を掴んだ。「最高です! 気分はいいですけど、めちゃくちゃ寒いです。キープするかどうかは分かりません」と興奮冷めやらない様子でキャッチの瞬間を語った。
幸運を掴んだ34歳のレナードさんに「待ってたの?」「カヤック乗って待ち構えてる人生も良いね」「映画のように完璧でした」「何が凄いって、海の上で何時間も待機する彼らは本当にスゴイ」とファンも注目。また、「初めてのスプラッシュヒットのボールなら他のボールよりも価値はありそう」と記念球の行方に注目するファンもいた。
(Full-Count編集部)