146km直撃→不穏な空気も…一瞬で変えた助っ人の“粋な対応”「聖人」「男前すぎる」SNS賛辞

上沢の投じた146キロのツーシームが右肘付近に直撃も…
■楽天 ー ソフトバンク(12日・楽天モバイルパーク)
楽天モバイルパークで12日に行われた楽天-ソフトバンク戦の初回、ルーク・ボイト内野手は上沢直之投手に死球をぶつけられた。場内は騒然とする中、新助っ人が“粋な対応”を見せると、「聖人ボイト」「ナイスガイ」とSNS上では賛辞が送られた。
ヒヤっとする場面だった。楽天は1死から連打でチャンスを作ると、「4番・指名打者」のボイトに打席を回した。カウント0-1からの2球目、上沢が投じた149キロのツーシームは右打者ボイトの内角からさらに逸れ、エルボーガードをしていない右肘付近に直撃した。
ボイトは一瞬、上沢のほうに目線を向けたが、すぐにニコっと笑顔。トレーナーらが駆け付けるも制止して一塁へ歩いて行った。気性の荒い選手なら怒りを示してもおかしくなかったかもしれないが、ボイトの人間性が伺える一幕だった。
この光景にファンも感動したようだ。「ボイト男前すぎるだろ」「ボイト人間が出来てる」「ぶつけられて笑顔のボイト 間違いなく強キャラ」「ボイト当たったとは思えないリアクションだな、プロテクターもないのにw」「ボイトにこにこしてて草」「ボイト大人の対応すこ」などと反応が送られた。
ヤンキースなどで活躍したボイトは、メジャーで3度のシーズン20発超えを記録した大砲。コロナ禍による60試合の短縮シーズンだった2020年には22本でア・リーグ本塁打王に輝いた。6月に途中加入が決まり、試合前の時点で34打席に立ち、打率.233、2本塁打、OPS.790の好成績を残している。