「良い、良い。素晴らしい」山本由伸が絶賛…笑顔に滲んだ“古巣オリナイン”への思い

海を越えたロサンゼルスでも“一部話題”…「#オリ撮」撮影の裏側
あどけない笑みのループだった。ドジャースの山本由伸投手は7月上旬、古巣・オリックスのナインの“オフの姿”を激写したフォトブック『#オリ撮』(Full-Count責任編集)をロサンゼルスで受け取った。表紙で“バックハグ”している宮城大弥投手、紅林弘太郎内野手の「みやくれコンビ」を見ると「なんですか、これ(笑)」と早速、愛のあるイジリを見せた。
ページをめくっていくと「龍馬さん(西川)、かっこいい。太田椋も良いですね」などと、“ファン目線”での感想を語ってくれた。「どこで撮っているんですか?」と撮影の雰囲気にも興味津々の様子で「良い、良い。素晴らしい」と元同僚たちが見せる表情を絶賛していた。
撮影は昨オフに行われた。西川龍馬外野手はスーツと私服を持参。さらには「これがあった方が良いって聞いたんです」と“小ネタ”も忘れず、サングラスもスタジオに持ち込んだ。来田涼斗外野手は“龍馬カメラマン”に誘導される形で撮影がスタート。2人の信頼関係が浮かぶ1枚が、多々あった。
太田椋内野手は撮影当初こそ「恥ずかしいですね」と照れていたが、シャッター音にも慣れたタイミングで「なんかわかってきた! 表情の作り方!」と話すなど、次第に笑顔が目立つようになった。宮城、紅林ペアは、いかにも“撮影慣れ”をしているといった様子で、自然体でパシャリ。普段通りの2人が映える写真が多かった。
古田島成龍投手は「地面師シャツ」を持参。「木村拓哉さんの写真集を見て、勉強してきました!」と張り切って臨み、撮影はNGなしで進んだ。吉田輝星投手の撮影時には「モデルやん!」と褒め冷やかすなど、井口和朋投手、小木田敦也投手らと盛り上げた。
こうして多くの選手に協力をいただいた「#オリ撮」は海を越えて、山本の手にも渡った。「みんな、良い顔してますね」。エース右腕がページをめくるたびに見せた微笑みには、今も心の中にある「オリ愛」が滲むようだった。
※山本投手のコメントは、Full-Count編集部が写真集を贈呈した際、本人の了承を得て取材・掲載しています。本書の制作・販売に本人は関与していません。
○真柴健(ましば・けん)1994年、大阪府・池田市生まれ。2017年に京産大を卒業後、日刊スポーツ新聞社へ入社。新卒から3年間の阪神担当を経て、2020年からオリックスを3年間担当。担当3年間で最下位、リーグ優勝、悲願の日本一を見届け、新聞記者を卒業。2023年からFull-Count編集部に。2025年からMLBも担当。米国では時差とも戦いながら、愛するオリックスをオンライン観戦中。
(真柴健 / Ken Mashiba)