DeNA藤浪晋太郎、阪神から「オファーなかった」 会見で明かした“入団の決め手”

入団会見に臨んだDeNA・藤浪晋太郎【写真:松本洸】
入団会見に臨んだDeNA・藤浪晋太郎【写真:松本洸】

米国で2年半「チャレンジして違う環境に飛び込んだ。自分の糧に」

 マリナーズ傘下3Aタコマを退団してDeNAに加入した藤浪晋太郎投手が18日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。「少しでも貢献できるように、本気で優勝を目指してその一つのピースになれるように頑張っていきたいと思います」と3年ぶりの日本球界復帰への思いを語った。

 DeNAを選んだ理由について「オファーをいただいた中で、一番熱を持ってと言いますか、本当に藤浪晋太郎という選手が必要なんだという熱を体現していただいた。その情熱に応えたいと思ってお世話になる決断をいたしました」と説明。古巣の阪神からは「残念ながらオファーはなかった」と明かした。

 球団の印象について「新しいことにどんどんトライされている」と述べ、チームに対しては「投打にすごくポテンシャルがあると見ている」とコメント。「怪我が重なって噛み合っていない部分もあるのかなと思いますけど、まだ逆転優勝を狙えると思う」と話した。

 米国でプレーした2年半について「チャレンジして違う環境、違う文化に飛び込んだというところで、たくさんの経験をさせてもらいました。こんなところが違う、こんなところは日本と一緒なんだというのをたくさん見てきた。自分の糧になっている部分もあります」と回顧。米国では先発と中継ぎの両方で起用されており、日本でも「長いイニングでも短いイニングでもできる。チームに貢献したいのが一番。チームの事情によって両方できればいいと思います」と意気込んだ。

 藤浪は2012年ドラフト1位で阪神に入団。2022年まで10年間で通算189試合で57勝54敗11ホールド、防御率3.41という成績を残した。同年オフにポスティングシステムを利用して海を渡った。メジャー1年目はアスレチックスとオリオールズでプレー。計64試合に登板して7勝8敗2セーブ5ホールド、防御率7.18だった。2024年はメッツに加入も、開幕前にマイナー落ちしてメジャー昇格は叶わず。今年1月末にマリナーズとマイナー契約を結び、21試合登板で2勝1敗4ホールド、防御率5.79で、6月17日(同18日)に傘下3Aタコマを退団することが発表されていた。

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