大谷翔平に敵将脱帽「アメージングだ」 特大136mの33号を献上も…「驚いていない」

マーフィー監督「ドジャースは現在フル回転という状態ではない」
【MLB】ブルワーズ 8ー7 ドジャース(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地で行われたブルワーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。3回の第2打席でリーグトップに並ぶ33号を放った。試合後、勝利したブルワーズのパット・マーフィー監督は「私は驚いていない。あの男はアメージングだ」と脱帽した。
後半戦第1号は特大の一発となった。0-4で迎えた3回の第2打席、前半戦でリーグ最多11勝を挙げた右腕フレディ・ペラルタの真ん中に入ってきたチェンジアップを捉えた。打った瞬間に確信の一発。打球速度113.9マイル(約183.3キロ)、飛距離448フィート(136.5メートル)、28度の一発だった。
それでも、ドジャースはブルペン陣が誤算で計8失点。終盤に1点差まで迫ったものの、逆転できずに後半戦は連敗スタートとなった。マーフィー監督は試合後に取材に応じ、大谷の特大弾にも「私は驚いていない」とニヤリ。「あの男はアメージングだ」と最敬礼した。
マーフィー監督は試合前にも報道陣に対して大谷を絶賛。「彼が見せるリスペクト、ゲームに対する姿勢、プレーの仕方。外から見るだけでも本当に素晴らしいと思う」と人間性に惚れ込んでいた。中でも、打席に入る前の“挨拶”に感銘を受けていた。
ドジャースにはこれで今季5戦5勝。この日は7失点したものの、過去の4試合は強力打線を投手陣が抑え込んだ。「ドジャースは現在、彼らの中でのベストな野球をしていない。ベッツは間違いなくいい感覚ではないだろう。彼らは現在フル回転という状態ではない。いいチームを倒した時は、常にいい気分にさせてくれる。チームとはそういうことを経験するもの」とドジャースが本調子ではないと分析しつつも、手にした勝利を噛み締めた。
(Full-Count編集部)