ドジャースに生まれた“奇跡の30cm” 歓喜と悲鳴…期待打率.950、27歳が見せた神守備

コレアの特大飛球は期待打率.950だった
【MLB】ドジャース 5ー2 ツインズ(日本時間22日・ロサンゼルス)
ドジャースは21日(日本時間22日)、本拠地でのツインズ戦に5-2で勝利。後半戦初勝利を挙げた。9回2死からもう少しで3ランという特大飛球を打たれるも、ギリギリのところでキャッチ。“アウトマンの30センチ”が話題を呼んでいる。
奇跡の好守がチームを救った。この日は大谷翔平投手が先発し、初回に1点を失うも直後に自らのバットで逆転35号2ランを叩き込んだ。その後はウィル・スミス捕手の2打席連発などで効果的に得点したが、9回に大ピンチ。守護神のタナー・スコット投手が1死一、二塁と走者を背負い、さらに左足を負傷したのか緊急降板となった。
フルカウントから後を継いだカービー・イェーツ投手は四球で満塁とし、犠飛で1点を返されると、打席にはカルロス・コレアを迎えた。カウント1-2からの1球をコレアは強振。センター後方へ特大飛球が舞った。しかし、アウトマンが背走しながらジャンプ一番。見事にグラブに収めてチームに勝利をもたらした。
ドジャース球団ブログの「ドジャーインサイダー」は公式X(旧ツイッター)を更新して「ドジャースが勝利した 30センチ差で」といえば、米メディア「トーキン・ベースボール」も「カルロス・コレアは、ブーイングを浴びせるドジャースファンを黙らせる一打まであとわずかだった。しかし、ジェームス・アウトマンが最後のアウトをつかんだ」とヒヤリとする瞬間に注目した。MLB公式の「ベースボール・サバント」によれば、期待打率「.950」の痛烈打。間一髪の勝利だった。